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  3. 子供の心に伝わる叱り方を!上手な叱り方とは?

社会問題ともなっている

子供に手をあげる、しかも小さなお子さんに容赦なく手をあげる親の問題、これは社会全体で考えなくてはならない問題でしょう。
弱い存在であるお子さんに対して、大人が親であるからと大けがをする、時に命を失うような暴力をふるうことは許されてはならないのです。

子供を叱るのはお子さんが本当に悪いことをした時、その時です。
年端もいかない幼子に対しことあるごとにどなっても、委縮するだけで本当に何が悪かったのか、理解することができず、親に対する恐怖心だけが残るでしょう。
手をあげるということだけじゃなく、大人に大声で怒鳴られる恐怖、お子さんにとってこれほどの恐怖があるでしょうか。

親に怒られるかもしれないことをしてしまった時、日ごろから大声で怒鳴られ罵倒されてきたお子さんは、必ず嘘をつき自分を守ろうとします。
また逆に、弱いものに対して威嚇するようなことも起こる事があります。
子供に対して体の大きな大人が力任せに大きな声を張り上げ、怖い顔をして叱ることは子供にとって何もプラスな面がないのです。

親だからこそ感情を殺してほしい

親だって人間です。
だからお子さんが悪いことをした時、気持ちがコントロールできないほど怒るということもあるでしょう。

でも、感情に任せてお子さんに怒ってもお子さんは委縮するだけです。
急いでいるのにのろのろ支度をしている、何かを頼んでも返事がない、お子さんにだって感情があり、支度が遅くなってしまうこともありますし、親の言うことを素直に聞けない時だってあります。
そこで感情的になって怒鳴りつけても、子供はいつも怒られてばかり、怒鳴られてばかり、お父さんもお母さんも僕のことが嫌いなんだ、イライラする対象なんだと思わせるばかりです。

愛情を持った叱り方を

時に、しっかり怒らなければならないほどひどいことをするのが子供です。
子供は相手の気持ちを考えずに辛辣な言葉をお友達に向けたり、先生に向けたりします。
でも、怒る前にしっかりどうしてそういうことをしたのか、確認してください。
お父さんとお母さんがその理由を聞いても、やっぱり悪いこと、してはいけない事なら、どうしてしてはいけないのかをしっかり伝えてあげることが必要なのです。