1. >
  2. >
  3. 子供にとって「引っ越し」はかなりのストレス!?

大きなストレス

私も小学校2年生の時に引越を経験しましたが、今、40代後半となっても、その時の不安な気持ち、新しい小学校で紹介されるときのドキドキ感、全く忘れていません。
一人も知っている子がいない空間に放り出されるようなイメージが、今もあるのです。

ずっと、引っ越ししたという記憶が鮮明に残るほど、子供にとって引っ越しは非常に大きなことなのです。
幼稚園、保育園、小学校、仲良しだったお友達、知っている顔が全く見えない状態、これは子供にとって非常に大きなストレスなのです。

引っ越しで変わる事

引っ越しで変わる事といえば、「環境」「友達・ご近所」「生活」です。
生活する住宅が学区外、また市外、県外だった場合、学校も変わりますし、勿論幼稚園や保育園も変わります。

学校や保育園が変わるということはお友達が変わります。
先生も、近所のおじさんやおばさんも知らない顔になりますし、近くに祖父母の家があったという場合、祖父母の顔も見なくなります。
親しい人とさよならし、新たなコミュニケーションをとらなくてはなりません。

小学校や保育園まで今まで近かったのに、引っ越ししてからはかなり距離があるため、朝早くなる、という事もあるでしょうし、バス通学などが必要になる事もあり、生活の仕方も変わります。
大人だって生活環境、人との関係などが変わるとストレスがかかります。
子供がどのくらいのストレスを受けるか、計り知れません。

お子さんの様子をしっかり見てください

こうした引っ越しによる生活の変化で、お子さんに何かしらの変化が出てくる可能性があります。
ストレスを受けると、心にも体にも大きな負担となりそれが症状になって出てくることもあるのです。

例えば夜中にいきなり激しく泣くようになったというお子さんもいます。
また下痢が継続しているというお子さんもいますし、アレルギーのような湿疹が出てきたという子も、発熱したという子もいます。
イライラして親に文句ばかりいうようになったという子もいます。

こうした体や心の変化は、生活が一変したことによるストレスを、何とか受け止めようとしていることで起っています。
そのため、お子さんの事をよく観察する事、ストレスをため込まないようにしっかりお子さんと話をすること、親がお子さんのストレスを会話することで受け止める事、引っ越ししたことでこんなことができるという新たな楽しみを見つけて上げることなど、お子さんに対するケアが必要となります。

カテゴリー: LIFE