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  3. 男性の育休取得率が低下…パタニティハラスメントとは?

共に育児をする時間

マタニティハラスメントは聞いたことがあるけれど、パタニティハラスメントという言葉を聞いたことがあるでしょうか。
政府は女性が出産後も正社員として働く社会を目指すとしています。
また男性も育児にどんどん参加するようにと推奨しています。

先進国では男性が育児休暇を取り、夫婦で出産を乗り越え共に育児する時間を作っています。
日本も近年、男性が育児休暇を申請する事が出来ますが、実は少しずつ上がっていた男性の育児休暇取得率がここ数年、下がり始めているのです。
ここに関係してくるのがパタニティハラスメントです。

日本の男性の育児休暇

日本の場合、育児休暇は妻が専業主婦であっても、産後「8週間以内」で撮る事が出来るようになっています。
育児休暇を調べる際には、こちらも参考にしてください。
>>http://ikumen-project.jp/wlb/faq_system.php

産後8週間以内といえば、お産の後本当に忙しい時期ですし、出産後疲労回復をすべき時期です。
この時期、一番自分の事をわかってくれている夫が仕事に行くことなく、育児を助けてくれたら、これほど心強いことはありません。

育児休暇は申請によって取る事が出来る、この様に国で決められているのに、実際、男性が育児休暇を取る率は2%にも満たない数字です。
育児休暇の長さに関しても、8週間以内取得できるはずなのに、通常数日、長くても1週、2週間程度だといいます。
育児休暇を取る男性が少しずつ増加しているとはいえ、8週間、つまり2ヶ月近く取得できるはずなのに、数日、最大でも2週間程度しかとっていないという事実があるのです。

育休は取りたい、でも……

育児休暇を取りたいと思っている男性は多いのです。
イクメンと呼ばれる育児に積極的な優しいパパたちが多いのも事実。

でも育児休暇は国がとてもいいといってくれているのだからと実際にとってみると、復帰した時に全く違う部署になっていたり、マイホームパパなんて企業にとってマイナスだと暴言を吐かれたり、最終的にはその本人以外にも、奥さんについて罵倒する上司がいるといいますから、幼稚すぎてあきれてしまいます。
男尊女卑の世界がいまだ暗黙の了解となっている日本で、男性の育児休暇の取得については、企業が積極的に進めていく位じゃないと、進んでいかないのだと感じます。

企業内保育施設があれば積極的に活用

育休は取りにくいけれど、積極的に子育てをしたいというパパたちが多いため、最近では企業でも多くの社員が安心して育児と仕事を両立できるようにと、企業内保育制度に力を入れようというところも増えてきています。
あるサイトでは、企業内保育施設での保育士募集件数が400件を超えているようです。
(参考>>企業内保育の保育士求人|保育士の求人は保育士求人ナビ
ますます施設の需要、保育士の需要も高まっていることがうかがえます。

もし会社の制度でそういったものがあれば積極的に活用していきましょう。
今の時代、奥さんが専業主婦という家庭も少ないですし、少しでも育児においても協力して分担していくことが大切です。