古物商免許を取得し本格的に古物商として運営してゆく際、最初にやってくる障壁が商品の仕入れを確保することです。安定して売れる商品を仕入れられれば、その後の運営はスムーズにいくと考えられます。ここでは古物商として知っておきたい仕入れのことについて紹介していきましょう。

古物商として知っておきたい仕入れのこと

物販ビジネスの仕入れ先の確保はかかせないです。

仕入れ先には大きく分けると実店舗とネットショップの２種類に分けられます。

実店舗で仕入れる

実店舗とは、実際に店舗に足を運んで、高く売れそうな商品を探して購入することです。

メリットとしては、実際に手に取って商品を目にできるため、自分の購入したいものとのリンク率が高くなります。一度に多くの商品を目にできるのも特徴のため、思わぬ形で掘り出し物を見つけられる可能性も高いです。また、バーゲンやセールなど、値下げされたタイミングに合わせて仕入れを行えば目玉商品を安く仕入れることもあります。

デメリットもあり、取り扱っている商品や価格を調べる必要があるため、移動する時間や交通費がかかる面を考えると効率は良くないです。

ネットショップで仕入れる

ネットであれば時間や場所など物理的な制限が無く幅広いジャンルから仕入れることができます。ここではネットの仕入れで使われている実際のサービスを見ていきましょう。

ヤフーオークション

「ヤフオク！」の名前で有名な日本最大級のネットオークションサイトです。

オークション形式で販売されるのが特徴で、商品が出品されてから一定の期間内に最も高い価格で入札した人が購入する権利を得られます。

商品のジャンルも豊富で、新品から中古まで仕入れが可能です。購入したい商品にライバルがいなければ安価で購入できます。

その反面、競争率が高ければその分商品価格も上がるため、実際よりも高く購入しないように注意が必要です。また、実際に手に取って商品を確認できない難点があります。
▷ヤフオク！

ブランドオークション

ブランドオークションとは、古物商許可証を所持していれば誰でも参加できます。

会場に業者、または個人業者が集まり、ブランド品の出品や落札が行われ、東京をはじめとする全国各地で開催されています。

小さな会場で行われる小規模のものから、300業者以上が参加する大規模なものまであります。

ブランドオークションの参加条件

ブランドオークションに参加するには、「古物商許可証」の資格をもっていないと参加できません。また、事前に会社登録や個人業者の登録を行わないと資格をもっていても、参加できない場合があるので注意が必要です。
オークションによっては、年会費やオークション参加者からの紹介のみで参加ができるオークションもあります。

ブランドオークションの用途

ブランドオークションの用途は、業者によって使い道は様々です。主に、商品在庫の処分や買取した商品の換金や利益の確保などがあげられます。
また、店舗の販売商品の在庫の補充などにも利用する業者もあるようです。

物販ビジネスの仕入れで成功させるには

物販仕入れで成功させるには「商品のリサーチ」と「ジャンルの絞り込み」の2つが重要です。

商品のリサーチ

商品のリサーチとは、売れやすい商品で、かつ高い利益を出す商品を探すことなのですが、この作業が最も重要な作業になります。

商品を見定める目利き力が必要で初心者には難易度の高い作業ですが、「モノレート」というツールを使用すれば簡単に利益の上がる商品を見つけられます。商品のリサーチは地道な作業で努力が必要ですが、物販仕入れで成功させるには重要な作業です。
▷モノレート ｜ アマゾンのランキング・価格推移・価格比較を、お買い物の前にチェック！

ジャンルの絞り込み

ジャンルの絞り込みとは仕入れるジャンルを絞ることです。浅い知識で複数のジャンルに手を伸ばし仕入れを行うと、なかなか良い商品に辿りつくまでに時間がかかります。
効率的に良い商品を仕入れるためにも、１つのジャンルに絞り、そこから徐々にジャンルを広げていくほうが効率的です。自分の得意なジャンル、好きなジャンルから絞り込むと良いかもしれません。