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  3. ED(勃起不全)とは

子供を育てていると、夜の生活が少なくなりがちです。ただでさえ、回数が少なくなる中、EDになる若年層の男性が少なくありません。ここでは、身近な病気になりつつあるEDの定義や病気の特性について解説をしています。

EDの定義とは

「勃起機能の低下」を意味する英語Erectile(勃起)Dysfunction(機能不全)が勃起不全の略となります。以前はドイツ語を語源としたインポテンツ(略称:インポ)とも呼ばれていましたが、近年はEDという言い方が定着しました。EDの定義には全く勃起が起こらないケースはもちろんのこと、「勃起の硬さや持続が不十分で、パートナーや自分自身が満足できない状態」も含まれます。性行為の途中であるにもかかわらず、勃起を維持できない症状いわゆる中折れもEDです。また、自慰は問題なくても、性行為がうまくいかないという場合もEDと定義されます。

参照:EDとは【浜松町第一クリニック】

EDはだれにでも起こる病気

勃起は陰茎海綿体の血管が広がり、陰茎海綿体へ血液が送られることで起こります。血管の幅は老化により狭くなり、血管の弾力性も失われますから、EDは男性にとって身近な病気だといえるでしょう。年齢とともにEDになる男性が増えるのは自然なことです。また、「血管年齢」という言葉があるように、実年齢よりも血管の老化が進んでいる人も少なくありません。糖質過多は、血管を傷つけて詰まりやすくしますし、塩分の取りすぎは血管を硬くします。EDには生活習慣病の側面もあるということです。勃起でもう一つ必要なのが、神経を介して性的な興奮をペニスに伝えることです。若い人のEDはおもに神経の不調によるもので、その原因はストレスや自信のなさです。10代や20代では失敗した経験や、経験の少なさによる自信のなさが大きく関係し、30代、40代は仕事のストレスによるEDがとても多くなります。つまり、生活習慣、老化、ストレスどれもさけたり、見直したりするのが難しいからこそ、EDはだれにでも起こる病気だといえるのです。

ほとんどのケースで治療が可能

EDの症状が出る場合、神経と血管のどちら、または両方が不調な場合です。EDを改善または予防する方法としては、低塩分、低血糖の食事に変える、日常的に簡単な運動を取り入れるなど健康的な生活を心がけることです。神経の正常な働きを妨げるストレスから離れることも重要になります。とはいえ、低塩分・低糖質の食事や運動の習慣、ストレス源を断つことは、現在の日本社会の構造上非常に難しいと言わざるを得ません。そのため、EDを自力で改善するのは難しいと感じている人は治療薬に頼るのも選択支に入れましょう。なぜならEDの治療は今では飲み薬で治療できるからです。何度か薬を使って性行為に成功すれば、その後は薬を使わなくてもうまくいくような人も少なくありません。治療薬は、血管の不調、神経の不調どちらの場合にもよく効くので、一度試してみてはいかがでしょうか。

カテゴリー: LIFE