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  3. 子供がいじめられたら…?賢い親の対処法

深刻化が止まらない

いじめで自殺、こんな悲しいニュースをどのくらい見たでしょう。
自分のお子さんがもしも、いじめによって尊い命を絶ってしまったお子さんと同年代なら、他人事とは思えません。

ただ、親というのはうちの子はお友達ともうまくいっていて、学校で楽しくやっていると思いたいのが当然です。
でも、そういうスタンスでいると、お子さんの変化に気が付くことがないのです。
もし、いじめられていて辛いと感じたとき、死にたいと思ってしまったとき、親にちょっとでも信号を出すことができたら、もしも親御さんがその変化に気が付いて、お子さんと向き合うことができたら、最悪の事態をストップさせることができるかもしれません。

あなたは大切な存在

学校でいじめにあったことをどうして親に話してくれなかったのかと悔やむ親御さんも少なくありません。
しかし学校という特殊な場所、友達という特殊な関係の中、その世界とは別のところにいる温かい存在に、自分の辛いことを話すことができないお子さんも多いのです。
もしかしたら、親御さんにSOSをだし、今日学校休みたいとか、お母さんと一緒にいたいなどいつもとは違う信号を発したら、お子さんとしっかり向き合い、学校を休ませてもいい、自分が仕事を休んでもいいから、話を聞いてあげてください。

親に信号を発することができるお子さんはまだ幸せで、生活、仕事におわれている親御さんが、お子さんの信号をつかむことができない事だってあります。
お子さんは、私に興味がないんだなと落胆するかもしれません。
学校でも友達の中でも、家庭の中でも必要ない人間なんだなと思ってしまうかもしれません。

普通の親子関係で恥ずかしいかもしれない、でも、親御さんは常に、「あなたは私にとって唯一無二の存在、なくてはならない存在、必要な存在」であることを言葉で、態度で知らせてほしいのです。
家庭にも学校にも居場所がないと考えたら、そのお子さんの孤独な心はどれほど深いのでしょうか。

あなたは悪くない!

極端な話ですが、世界中の誰もがお子さんを信頼せず、お子さんを悪いと感じても、親御さんだけはあなたは悪くない、正しいのよという態度でいてほしいです。
当然、犯罪を犯せば悪いことですし、世間からどんなことをいわれようとも否定することはできません。
でも、どんなに悪いことをしても、親というものはお子さんの味方だし、見放すことはないのだということをお子さんに常日頃から伝えてください。

大切な存在、あなたがいるから今があるといわれているお子さんは、自分を大切にしなければならないという気持ちをもてます。
子供の話をよく聞く、ただ聞くだけでもいいのです。
絶対に親は裏切らない、だからこそ、なんでもどんなことでも伝えてほしい、絶対に味方になるということをお子さんにしっかり伝えてください。